「 年別アーカイブ：2020年 」 一覧

自傷や他害、パニック、感覚の異常など行動上に問題が生じる状態を〝行動障害”ということがあります。 著者が関わる療育現場でも、思うようにいかないと壁に頭を打ち付けて泣き叫んだり、他児を叩く蹴るなど他害を …

私たちは普段の生活で‟概念”という言葉を聞いたり使ったりすることがあります。 一方で、そもそも‟概念”を、どのように獲得してきたのかを思い出すことは難しいと言えます。 心理学では‟概念”の獲得（理解） …

子どもの最初の発達は感覚と運動から外の世界を認識する段階で、この時期は「触ってわかる世界」です。 感覚と運動の経験を通して、子どもは次第に頭の中で様々な事がイメージできるようになります（表象機能の発達 …

著者は、療育現場で発語が見られるようになってきた子ども、あるいは発語のようにも思える言葉を発したケースなど、これまで多くの事例を見てきました。 一方で、こうした子どもの発達を説明することは容易ではない …

感覚運動期とは、感覚と運動から外の世界を理解していく時期になります。 子どもは言葉を話す前の段階には、見る、聞く、触る、匂いを嗅ぐ、舐めるなどして外の世界への認識を広げていきます。 障害のある子どもた …

障害児の発達について療育現場からその状態像を読み解くことはとても大切であり、かつ、難しい行為でもあります。 著者が初めて療育施設で重度の障害のある子どもたちと関わった際に、彼らの発達をどのように捉えれ …

障害児の発達は定型発達児と比較すると、成長がゆっくりであったり異なる点が多くあります。 著者は療育施設での経験を通して、様々な子どもたちとの関わりの中で、人の発達は非常に多様であり、その中で障害児の発 …

前回・前々回と療育施設の現場で役立つ視点についてお話してきました（参照「発達支援（理論編）：療育施設で役立つ視点について①」、「発達支援（理論編）：療育施設で役立つ視点について②」）。 療育施設には、 …

今回は前回の続きとして、私が以前の療育施設の職場で非常に役に立った視点についてお伝えしていこうと思います。 （前回の記事では、①太田ステージ、②感覚と運動の高次化理論についてお伝えしました。どちらも、 …

今回は私が以前の療育施設の職場で非常に役に立った視点についていくつかお伝えしていこうと思います。 以下の理論を知ることで、障害のある子どもたちの発達段階についての理解が加速度的に進んだと実感しています …