不登校の子どもが学校に行きたくない理由の一つに、〝友達″との問題があります。
理由は様々ありますが、友達関係は学校生活を楽しく歩んでいくためにとても大切なものです。
それでは、友達関係で悩んでいる不登校の子どもにはどのような対応が必要となるのでしょうか?
そこで、今回は、不登校の子どもへの対応方法について、友達との問題の解決法について理解を深めていきたいと思います。
今回参照する資料は「下島かほる(2019)健康ライブラリーイラスト版 登校しぶり・不登校の子に親ができること.講談社.」です。
友達との問題の解決法
友達関係で不登校の子どもが悩んでいる際には、大きく二つの対応が必要です。
一つ目が、〝共感″です。
そして、二つ目が〝共感″をベースとしながら〝解決策″を一緒に考えていくことです。
それでは、1.共感的態度をとる、2.解決策を一緒に考える、の2点について見ていきます。
1.共感的態度をとる
不登校の子どもの友達関係の問題には様々な内容があります。
例えば、仲良くできる友達がいない、友達グループにうまく入ることができない、といったものから、嫌がらせや悪口を受けているなどです。
後者にある、嫌がらせや悪口は〝いじめ″に発展していくこともありますので(もうすでに起こっている場合もあります)、早急に大人が介入していく必要があります。
一方で、なんとなくうまく行かないといった漠然とした悩みもあります。
このように、友達の問題といっても悩みの内容は多様です。
まずは、〝共感的態度″をとった関わり方が重要です。
直ぐに大人が解決策など自分の意見を言うのではなく、悩んでいる子どもの話に耳を傾けていく必要があります。
子どもの悩んでいる気持ち、苦しんでいる気持ち、不安な気持ちに寄り添う態度が必要不可欠です。
最初は自分の悩みをうまく伝えることができなかった場合にも、〝共感的態度″をとることで、少しずつ自分のこれまで悩みを開示することもあります。
〝共感″以外にも親にできる対応はあります。
それは、学校の担任の先生との連携です(以下、著書引用)。
席替えや班編成の際に、配慮してもらえるでしょう。いやな思いをさせられそうなときの「避難のしかた」についても、相談しておくとよいでしょう。
クラスの中で、特定の友達との関係で悩んでいる際には、できるだけ特定の友達と距離をとる対応も必要です。
そのため、席の配置、グループ活動での班編成、避難場所など事前に相談しておくことも有効です。
2.解決策を一緒に考える
著書には、解決策への三つのプロセスが記載されています(以下、著書引用)。
状況を把握する
状況の把握とは、実際に何について困っているのかを知ることです。
どのような子供とどのような状況において悩みが発生しているのか?その時のお互いのやり取りの状況や本人がどう振る舞ったのか?など少しずつ情報を集めていく必要があります。
内容を整理していくと、本人と相手の両方にそれぞれ問題がある場合や、どちらか一方に問題があるなど、次の戦略が見えてくることがあります。
「戦略」をいっしょに考える
状況の把握ができたら、次に〝戦略″を一緒に考えていく必要があります。
著書もありますが、戦略を考える際には、あくまでも〝親がいくつか解決策を提案し″、最終的には〝子どもが自分で決める″というやり取りが大切です。
先にも見た通り、親が無理に解決策を促すことはNGです。
うまくいかなかったら・・・・・
実際に実行したからといってもうまくいくとは限りません。
著書には、このような時には、親なりの感想をフィードバックしていくことが必要だと記載されています。
親は少なくとも、様々な人生経験を通して、人間関係の難しさを知っているかと思います。
自分ならうまくいかなかったらどう思うか、どう考えるかなど親なりの気持ちや考えを伝えていくことも大切です。
以上、【不登校の子どもへの対応方法】友達との問題はどのように解決していけばいいのか?について見てきました。
これまで見てきた解決策以外にも他に方法はあると思います。
大切なことは子どもの悩みに寄り添う態度、共感性にあると思います。
この視点が抜け落ちてしまうことの方が著者はその後の子どもの発達においてマイナスな影響が出ると思います。
私自身、まだまだ未熟ではありますが、今後も不登校の子どもへの対応方法について学びを深めていきたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
関連記事:「【不登校の子どもへの初期対応】〝子どもが学校に行きたくない″といった場合の対応」