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言葉の発達の理解と支援に関するおすすめ本【初級~中級編】

投稿日:2023年9月26日 更新日:

 

言葉″は人間特有の能力です。

人は〝言葉″を学習することで、言葉によるコミュニケーションが取れるようになり、また、言葉によって思考できるようになります。

 

それでは、言葉は一体どのようにして発達していくのでしょうか?

そして、言葉の発達を支援するにはどのようなことが大切だと考えられているのでしょうか?

 

そこで、今回は、言葉の発達の理解と支援に関して非常に参考になるおすすめ本7選【初級~中級編】について紹介していきます。

 

※この記事は、臨床発達心理士として10年以上療育現場に携わり、修士号(教育学・心理学)を有する筆者が執筆しています。

 


実際にこれから紹介する本を通して著者自身、言葉の発達の理解と支援に関する理解が深まった、実際の支援の役に立った等、有益な知識を得ることができました。

ぜひ、参考にしていただければ幸いです。

1~7の番号はランキングではありません。紹介内容を見て入りやすい本から手に取って頂けるといいかと思います。


 

 

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1.よくわかる言語発達[改訂新版]

 

言語発達に関する専門家の人たちによって書かれた本です

この本の内容としては、言語発達の基礎、言語発達の概要、言語発達研究の歴史遺産、言語発達の生物学的基礎、言語発達の障害の基礎、言語発達の障害の実際、言語障害の最近のトピックス、言語発達研究の最近のトピックス、から構成されています。

この本を通して、言語発達に関する知識の概要を最新の研究知見をもとに学ぶことができます。

言語発達に関する入門書を探している方にお勧めです。

 

 

 

2.言語発達とその支援

 

臨床発達心理士の資格取得に必須となるテキストです。

そのため、臨床発達心理士を目指している方はもちろんのこと、言語発達に関する知識と支援を学びたいと考えている方にもお勧めです。

内容は大きく、言語発達論、言語発達のアセスメントと支援、の二部構成であり、前半は理論、後半は支援に関する内容が豊富に記載されています。

この本を通して、言語発達に関する理論と実践を統合していくべき知識を学ぶことができます。


 

 

3.ことばの発達の謎を解く

 

日本の心理学者として大変著名な〝今井むつみさん″が書いた本になります。

この本では、発達心理学と認知科学の視点を通して、子どもが母語をどのようにして獲得していくのか?といった問いへのメカニズムが初心者のとっても非常に分かりやすく記載されています。

赤ちゃんがどのようにしてことばを獲得し発達させていくのかについて興味のある方にとっては最適な本だと言えます。

 

 

 

4.乳幼児期のことばの発達とその遅れ:保育・発達を学ぶ人のための基礎知識

 

保育現場に携わっている方(携わろうと希望されている方)、そして、障害のある子どもの発達について学びたいと考えている方に特にお勧めです。

内容としては、ことばの発達についての基礎知識、保育所・幼稚園における支援、ことばの発達の遅れと支援、の3部構成となっています。

子どもの言語発達と支援に関する知識の体系を学ぶには最適な本です。

 

 

 

5.生きたことばの力とコミュニケーションの回復

 

シリーズ子どもへの発達支援のエッセンスの第1巻です。

著書は、心理学領域の専門家たちによって書かれた本です

内容としては、ことばの発達機序とその障害、ことばとコミュニケーションの発達支援、ことばの支援におけるさまざまなアプローチ、の3部構成となっています。

この本には、タイトルにある通り、生きたことばとは何か?といった問いへの答えのヒントが豊富に詰まっています。

ことばの発達支援に携わるすべての方にお勧めです。

 

 

 

6.自閉症児のことばを育てる発達アプローチ〜ことばの6ステージ・特徴の理解と逆転の支援

 

タイトルにある通り、自閉症児のことばを育てるアプローチについて書かれた本になっています。

この本では、ことばを6つのステージに分けて、ステージごとの特徴・支援方法が解説されています。

イラストも多く、初学者にとっても分かりやすい説明が多いため、自閉症児のことばの発達過程について理解を深めたい人、また、ことばの支援についてヒントを得たいと考えている人にお勧めできる本になっています。

 

 

 

7.発達障害の子どもに伝わることば

 

なぜ、自分が伝えたことが子どもに伝わらないのか?

この本では、タイトルにあるように、発達障害(ASD・ADHD)の特性を踏まえて、どのような伝え方をすればうまくコミュニケーションが取れるようになるのかについて、分かりやすく解説されています。

また、発達障害を理解する上で前提となること、ことばとコミュニケーションの発達についても解説されています。

発達障害の子どもの特にことばの面で理解と関わり方のヒントを得たい人にお勧めできる本になっています。

 

 

 


ことばの理解と表出に躓きのある学習障害・ディスレクシアについてお勧めする書籍紹介記事は以下です。

関連記事:「学習障害(ディスレクシア)に関するおすすめ本【初級~中級編】

 

 

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