発達理解・発達支援・ブログ

人間の多様な理解と支援を目指して!

「 年別アーカイブ:2020年 」 一覧

発達障害の生きづらさを考える:少しのズレが大きなズレを生む

2020/05/07   -生きづらさ, 発達障害

発達障害の方の中には一見何が障害なのか?なぜ困っているのか?など周囲からわかりにくいタイプの方々がいます。 そういった方の中には、診断がついていないが発達障害傾向のある場合など、ある特性が目立つタイプ …

障害の併存とは?ADHDとASDの共通の特徴や違い

2020/05/06   -ADHD, 自閉症, 違い

発達障害が社会の中で認識される機会が以前より増えてきています。 こういった背景には、当事者やその家族からの発信など情報を通して多くの人が発達障害を知る機会が増えてきたことなどが背景にあるかと思います。 …

ADHDのタイプについて:のび太型とジャイアン型について考える

2020/05/05   -ADHD, タイプ

ADHD(注意欠如/多動性)とは、不注意、多動性、衝動性を特徴とした発達障害です。 皆さんの中には、ADHDと聞いて何となく落ち着きがない人、常に動き回っている人などバイタリティーがあり、元気な状態を …

【なぜADHDの症状が起こるのか?】ADHDの原因について三重経路モデルを通して考える

2020/05/05   -ADHD, 原因

ADHD(注意欠如多動症)は、不注意、多動性、衝動性を特徴とした発達障害です。   それでは、ADHDの症状はどのような原因により生じると考えられているのでしょうか?   そこで、 …

放課後等デイサービスにおけるコロナによる影響について考える

今回のコロナの影響で3月上旬から小学校の休校が続いています。とりあえずは、5月末まで休校の継続が決まっています。 私は地方の放課後等デイサービスの支援員として働いています。うちの事業所に通うお子さんた …

ADHDの実行機能について:実行機能の3つの要素と療育での実践を通して考える

2020/05/03   -ADHD, 実行機能

〝実行機能”とは、〝遂行能力”や〝やり遂げる力″のことを指します。 私たちは、日々の生活の中で、物事を計画立てて実行しながら、うまく日常生活を送っています。 一方で、ADHDなど発達障害の人の中には、 …

【何かに没頭する行動とは?】ADHDの過集中についてASDとの違いも交えて考える

2020/05/02   -ADHD, 過集中

療育現場で関わる子どもたちの中には、何かに没頭しているため声をかけても反応しない、あるいは反応が薄い、そのため、切り替えが難しいといった状況をよく目にすることがあります。 何かに没頭する行動とは、言い …

自閉症児と合意をとることの意味について考える

2020/05/01   -合意, 自閉症

自閉症児の中には、相手の意図がうまく理解できないため相手との間で折り合いをつけることが難しい、自分なりのルールややり方にこだわるなどの行動がよく見られます。   それでは、自閉症児が社会の中 …

自閉症児の見通しについて:発達的視点からその意味を考える

2020/04/30   -自閉症, 見通し

自閉症児の中には急な予定変更でパニックなる、活動の切り替えが難しいなど先の「見通し」を持って行動することを苦手とする場合が多く見られます。 また、先を見通すことが難しい、わかっていないと不安などの理由 …

自閉症児の共同注意について:現場での経験を通してその意味を考える

2020/04/29   -共同注意, 自閉症

幼い子供が母親が見ている物に視線を向けるなど、ある対象に他者と同じように注意を向ける行動を″共同注意(Joint Attention)”といいます。 共同注意の困難さは自閉症児によく見られます。 &n …