子どもたちにとって遊びは大切です。
私自身、療育施設や放課後等デイサービスなどで、発達につまずきのあるお子さんたちを対象に、遊びを通して様々な関わりをしてきました。
その中で、実感することは、子どもたちは遊びを通して成長するということです。
また、遊びにも発達段階や、その子の興味や関心などに応じてレパートリーが豊富にあると感じます。
そこで、今回は、私が療育施設で未就学児を対象に療育をしていた頃の遊びについて、そのレパートリーを整理したものをお伝えしていこうと思います。
最初に、大きなカテゴリー分けとして、①体を使った遊び、②音楽遊び、③感触遊び、④手を使った遊び、⑤見る遊び、⑥制作遊び、⑦その他、に分けてみました。
この分類は、私が保育計画を考える際によく使っていた分類になります。そして、クラス職員などと共有していたものでもあります。
それでは、以下それぞれについて詳細に見ていきます。
①体を使った遊び:トランポリン、エアートランポリン、ハンモック、複数人乗りブランコ(オーシャンスウィング、ロデオブランコ)、滑り台、巧技台、平均台、アスレチック、ぶら下がり器、マット遊び(登る、滑るなど)、新聞紙ダイブ、ターザンごっこ、相撲、タイヤクローラー、乗り物(三輪車、自転車、コンビカー、箱車など)、シーツブランコ(バリエーションあり)など
②音楽遊び(楽器、ダンスなど):歩く・止まる、走る、簡単なダンスなど
③感触遊び:小麦粉粘土、紙粘土、かんてん、片栗粉、絵具、パスタ、風船、新聞紙(新聞紙プール)、トイレットペーパー、スライム、砂(室内用)、ボールプール、シャボン玉など
④手を使った遊び:ボーリング(的当て)、ブロック積み(トイレットペーパー、牛乳パックなど)、お絵描き(絵具からペンまで)、もぐら叩き、ワニワニパニック、ビュンビュンロケット、ストラックアウト、風船花火、トイレットペーパー など→動作:手の動き:引っ張る、叩く、握る、つかむ、落とす、離すなど
⑤見る遊び:紙芝居、バルーン、ふわふわクジラ、紙吹雪(送風機、うちわななど使用)、パネルシアターなど
⑥制作遊び:書く、ぬる、貼る、切るなど
⑦その他:散歩(歩く、避難者に乗せる)・外遊び・水遊び・雪遊び・クッキング・ごっこやルール遊び(難易度高)など
以上が、カテゴリー分けから見た遊びの内容になります。
こうしてみると、ごっこ遊びやルール遊びなどが非常に難しい遊びだったことを思い出します。また、中には、遊びの名称から内容が想像できないものがあるかもしれませんが、ご了承ください(機会があれば紹介します)。
遊びの発達や分類は現場で非常に重要なものだと思います。
今後も、子どもたちの興味や関心を引き出せる遊びや関わり方などを考えていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。