〝レジリエンス″とは〝立ち直る力″のことを言います。
人は様々な困難に直面しうまく行かないことがあっても、そこから前に進もうとします。
〝レジリエンス″が高いとうまく行かないことがあっても、そこからうまく立ち直ることができます。
〝レジリエンス″について深く理解すためには、レジリエンスの特徴について知ることが大切です。
それでは、レジリエンスはどのような要素から構成されているのでしょうか?
そこで、今回は、レジリエンスの特徴とは何かについて、3つの要素を通して理解を深めていきたいと思います。
今回参照する資料は「藤野博・日戸由刈(監修)(2015)発達障害の子の立ち直り力 「レジリエンス」を育てる本.講談社.」です
レジリエンスの特徴:3つの要素について
著書には〝レジリエンス″のと特徴として、1.新奇性追求、2.肯定的な未来志向、3.感情調整、の3つの要素から構成されているとしています。
それでは、以下に、3つの要素を見ていきます。
1.新規性追求
以下、著書を引用しながら見ていきます。
新しいことを求める気持ち。知っていることだけでなく、未知のことに興味や関心をもち、チャレンジしたいという意欲がもてる
一つ目の〝新奇性追求″とは、新しいことへの行動動機、チャレンジ精神だと言えます。
レジリエンスといった立ち直る力が高いと、未知の経験、少し難易度の高いことに対しても、やってみようと思う気持ちが出てきます。
それは、仮にチャレンジをして失敗しても、自分ならそこから立ち直ることができると信じているからです。
人は多くの失敗から学ぶことができると言われていますが、失敗をバネに立ち上がる力があるかないかで、チャレンジへの意欲にも違いが出てきます。
このように、新奇なことへの追及心は、レジリエンスの高さと関連しているということです。
2.肯定的な未来志向
以下、著書を引用しながら見ていきます。
これから先、いろいろとあるかもしれないが、基本的に明るく楽しくすごせると思っている。将来に対して肯定的で、そのために努力できる
二つ目の、〝肯定的な未来志向″とは、今後の人生において良いことも悪いことも様々あるだろうが、基本的に楽しく過ごすことができるといった未来を肯定し前向きに行動することだと言えます。
人は自分の将来について様々な思いを巡らせます。
レジリエンスが低いと、将来について悪いイメージを持ったり、楽しい将来像を思い浮かべることが難しくなってしまうこともあります。
一方で、レジリエンスが高いと、今後、何か悪いことがあってもそこから立ち直ることができると信じる傾向が強いため、未来を肯定し前進していくことができます。
このように、未来を肯定する力もまた、レジリエンスの高さと関連しているということです。
3.感情調整
以下、著書を引用しながら見ていきます。
自分の気持ちをある程度、コントロールできる。感情に振り回され、不本意な行動をとってしまうことが少ない。
三つ目の、〝感情調整″とは、自分の感情に左右されずに、うまく感情を調整していくことで、不本意な行動を取ることが少ないことだと言えます。
人はうまく行かない状況に陥ると自分の気持ちが動揺して良からぬ行動をとってしまうことがあります。
また、うまく行きすぎると快の感情を追求するあまり、冷静に自分の感情のコントロールがきかなくなってしまうこともあります。
レジリエンスが高いと、自分の気持ちにうまく向き合うことができるため、様々な感情に対して、冷静に自分自身を見つめることができます。
このように、感情をコントロールする力もまた、レジリエンスの高さと関連しているということです。
以上、【レジリエンスの特徴とは何か?】3つの要素を通して考えるについて見てきました。
これまで見てきたように、レジリエンスは様々な要素から構成されており、人が生きていく上で非常に大切なものが含まれています。
私自身、まだまだ未熟ではありますが、今後も自分が関わる子どもたちに対して、レジリエンスを高めていくためにどのような取り組みが必要なのかを考えていきたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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