モンテッソーリ教育は、子どもが本来持っている「自ら育ち、学ぶ力」を大切にする教育方法です。その背景には、子どもの発達の道筋を理解し、自ら学ぶ「自己教育力」を尊重する考え方があります。
著者はモンテッソーリ教育に出会う中で、子どもたちには自ら学ぶ力があるということ、そして、それを支える環境・関わり方が非常に重要だと実感できるようになりました。
本記事では、モンテッソーリ教育とは何か、自己教育力や育まれる力、子どもへの関わり方について解説します。さらに、モンテッソーリ教育の考え方を療育実践にどのように活かせるのかについても考えていきます。
※本記事は、臨床発達心理士として10年以上療育現場に携わり、修士号(教育学・心理学)を有し、発達障害に関連する大量の書籍を読んできた筆者が執筆しています。
モンテッソーリ教育の理解と支援の全体マップ
本記事では、モンテッソーリ教育の理解と支援に関して、以下の7つの章に分けて解説していきます。
1.モンテッソーリ教育とは何か
2.学びの道筋と自己教育力
3.モンテッソーリ教育で育まれる力
4.モンテッソーリ教育における関わり方のポイント
5.療育実践で活かせる視点
6.まとめ
7.参考書籍紹介
モンテッソーリ教育とは何か
「モンテッソーリ教育」とは、20世紀初頭に、医師であるマリア・モンテッソーリによって考案された教育法にりなます。
モンテッソーリ教育では、子どもには生まれながらに物事を知りたいといった内発性が備わっていることを重要視しており、子どもの自発性を引き出す環境調整や関わり方を大切にしています。
そして、モンテッソーリ教育によって、身体面・認知面・社会面・情緒面などを育むことを目指しています。
モンテッソーリ教育を受けることで、クリエイティビティ(創造性)を発揮している組織、派閥、集団のことを「モンテッソーリ・マフィア」と呼んでいます。
そのメンバーには、例えば、ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)、スティーブン・ウォズニアック(アップルの共同経営者)、マーク・ザッカーバーグ(フェイスブック創業者)、ジェフ・ベゾフ(アマゾン創始者)などがいると言われています。
彼らの中には、発達に偏りがある人も多くいたと言われていますが、モンテッソーリ教育を受けたことで、自発性・主体性な学びを通して、創造性の力が大きく開花したと言えます。
著者は、重度の障害児療育をしていた頃に、モンテッソーリ教育を知りました。モンテッソーリ教育では、障害児の発達段階に応じた様々な学びの道筋が解説されており、そして、多くの教材教具についても紹介されています。
重度の障害児療育をしていく上で、参考になる知見があることはもちんのこと、定型発達児の興味関心を高め、様々な能力を引き出す上でも参考になる教育法だと言えます。
以上の「モンテッソーリ教育とは何か」の内容は、以下の記事を参照しています。
関連記事:「【モンテッソーリ・マフィアとは何か】〝創造性″といった特徴から考える」
関連記事:「【モンテッソーリ・マフィアから見たモンテッソーリ教育の重要性】〝創造性″を育てるために必要なこと」
関連記事:「【モンテッソーリ・マフィアから見たモンテッソーリ教育の重要性】発達の〝偏り″を伸ばすための教育法とは?」
学びの道筋と自己教育力
モンテッソーリ教育で非常に重要なキーワードとなるのが「学びの道筋」「自己教育力」になります。
この章では、「学びの道筋」「自己教育力」について見ていきます。
学びの道筋
モンテッソーリ教育の中には、子どもが育つプロセスについて「学びの道筋」を説明したものがあります。「学びの法則」「学びのスパイラル」などと表現もされます。
以下、モンテッソーリ教育から見た「学びの道筋」について、作成した図を記載します。

図には、「A:子供」「B:人的環境」「C:物的環境」の3つの関係を踏まえて、A:子供の学びが育つスパイラルといった「学びの道筋」が説明されています。
つまり、Bの適切な人的環境(家族・友達・教師など)と、Cの適切な物的環境(教材教具・教材工具)とが影響し合いながら、Aの子供の学びが育つスパイラルが徐々に段階を踏んで進んでいくと考えられています。
著者は療育現場で、これまで様々な発達障害児と関わる機会がありましたが、図で説明した「学びの道筋」は確かに存在していると実感しています。
「学びの道筋」がうまく進んでいくためには、子どもの興味関心の世界を見出すこと、主体性の尊重が非常に鍵となり、それを可能にするのが周囲の支援者の関わり方と、教材教具(活動で用いる物)の両方が必要不可欠だと言えます。
以上の「学びの道筋」の内容は、以下の記事を参照しています。
関連記事:「【モンテッソーリから見た〝学びの道筋″】療育経験を通して考える」
自己教育力
モンテッソーリ教育で非常に重要となるキーワードに「自己教育力」があります。
「自己教育力」とは、自分が変わることから生じる力と言えます。自分が変わることから生じる力とは、深い意味での人格の変化・成長と捉えることができます。
そして、「自己教育力」には、以下、4つの段階があると考えられています。作成した図を記載します。

図から、「自己教育力」とは、子どもが、自己選択と活動への主体的な参加と没頭を通して、内面を成長させていくといった段階を経ることで、自分自身が変わる力をさらに引き出していくと言えます。
これは、先で紹介した「学びの道筋」とも言えます。
モンテッソーリから見た「教育」とは、自ら生きようとする生命力を発揮できるように援助することだと考えられています。つまり、「自己教育力」を育てることがモンテッソーリ教育では重要だと言えます。
著者のこれまでの経験を踏まえても、自己教育力はまさに教育の本質だと感じます。その理由として、著者がこれまで本質的に自分の軸となる思考や情熱は、自らの内部で自然と沸き上がり(内部とは、喜び・感動・驚き・発見・悲しみ・怒りなどの経験)、それを洗練していく過程の中で、徐々に育まれていったと感じるからです。
そして、自己教育力を育むためには、何を見て・聞いて・感じ・考えたかといった身体知が自然と育つ環境、つまり、自分で自由に思考できる環境に多くいることが大切だと考えます。
以上の「自己教育力」の内容は、以下の記事を参照しています。
関連記事:「【モンテッソーリから見た〝自己教育力″とは何か】自身の経験を通して考える」
関連記事:「【モンテッソーリから見た〝教育″とは何か】内面から湧き上がる力の重要性について」
モンテッソーリ教育で育まれる力
この章では、モンテッソーリ教育で育まれる力として重要な「自己コントロール力」「運動と知性」について見ていきます。
自己コントロール力
モンテッソーリ教育における「自己コントロール力」の育ちは、子供が興味関心をもって取り組み、その中で、集中し、継続して取り組み続けることで徐々に育まれていくと考えられています。
つまり、先で紹介した「学びの道筋」の経験が基盤を作るといった考えです。
私たちの多くは、子どもが駄々をこねたりして我慢ができない様子を見て、我慢を強いる関わりをすることで、徐々に我慢強くなる(「自己コントロール力」が育つ!)と考えている人もいると思います。
一方で、「自己コントロール力」の力の基盤は、「学びの道筋」を通して徐々に育まれていくという理解がモンテッソーリ教育から学ぶことができます。
実際に著者が見ている療育現場の子どもを見ても、無理に我慢を強いる関わり(時には必要な場合もありますが)以上に、自分が興味関心のある対象に熱中して、最後までやり遂げた経験の積み重ねが、後の自己コントロール力の育ちに寄与していると経験則的に感じることがあります。
私たちは、行動の変化を単純化して解釈する傾向がありますが(例:我慢強くしたい→我慢を強いる経験の蓄積)、教育の本質は子どもの内面から沸き起こる気持ちと、気持ちの変化・成長を支える関わり手の関わり方にあるのだとすれば、もう少し解釈の幅を広げることが大切なのだと思います。
以上の「自己コントロール力」の内容は、以下の記事を参照しています。
関連記事:「【モンテッソーリから見た学びのスパイラルが育むもの】〝自己コントロール″の育ちについて考える」
運動と知性
モンテッソーリ教育では、例えば、書く、切る、貼る、折る、引っ張る、入れる、抜くなど「繰り返しの動作」を通して、一定の「動き方の法則性・規則性」を辿りながら動作を学習していくと考えられています。
そして、さらに動作を繰り返していく中で、例えば、頭で思い描いた動作を現実で再現できる力、つまり、「動きが内面に構造化されていく」ことが可能になっていきます。
まさに、繰り返しの動きを通して、徐々に知性が育まれていくと言えます。
知性の働きとは、「区別する」こと、つまり、「分ける」ことから始まり、「分ける」→「集める」→「比べる」→「合わせる」の順番で進んでいくと考えられています。
こうした物事の弁別を通して、「知性の働きは具体から抽象へ」と進んでいきます。抽象的理解とは、言葉による理解、概念形成が必要になります。概念形成についてはこちらで紹介しています:関連記事:「太田ステージから見た子どもが概念を理解する時期について考える」。
さらに、知性の発達で重要な点として、「自発性」があります。子どもは、発達の法則性・規則性に基づきながら、自らの身体を通して知性を育んでいきますが、知性を高次化させていくためには、自ら外の世界を知ろうと探求する自発性が鍵になると言えます。
著者の療育現場において、繰り返しの動作を飽きずに続ける子どもたちがいます。その動作は、繰り返しの後に自動化されていきながら、後に、頭で動作をイメージすることに繋がっていくのだと感じます。
また、言語学者・哲学者のソシュールの言葉を借りると、言語とは物事を弁別するシステム・差異のシステムだと述べていましたが、今回見てきたモンテッソーリ教育においても、知性の働きの入り口として、区別することをあげています。
私たちは、外の世界を理解していくためには、対象の違いを知るというところが基点となっているのだと考えさせられます。そのため、子どもたちが外の世界を知るためには、自らの身体を持って、様々な対象を五感を通して体感することが必要だと言えます。
以上の「運動と知性」の内容は、以下の記事を参照しています。
関連記事:「【モンテッソーリから見た〝運動と知性″の関係】〝繰り返す″行動の意味について考える」
関連記事:「【モンテッソーリから見た〝知性″の〝発達段階″について】具体から抽象へ」
関連記事:「【モンテッソーリから見た〝知性″について】〝知性″の働きと性質」
モンテッソーリ教育における関わり方のポイント
この章では、モンテッソーリ教育における関わり方のポイントについて、「敏感期」「価値観を押しつけない」「個別から集団へ」「発達の法則の理解」について見ていきます。
敏感期
人の発達には、ある能力を獲得するための「最適な時期」、つまり、「敏感期」があると考えられています。
そして、「敏感期」には、4つの種類と獲得時期と獲得内容があると言われています。これらをまとめたものを以下、図で記載します。

図から、敏感期には、「運動の敏感期」「感覚の敏感期」「言語の敏感期」「数の敏感期」の4つがあり、主に0~6歳頃に大きな発達を見せることが分かります。
子どもにとって、良い学びができるために、一人ひとりに応じた環境調整・関わり方が大切になります。
著者は重度の障害児療育の経験を通して、子どもの発達には、個々によって非常に違いがあると考えさせられました。そのため、敏感期を参考にしながらも、目の前の子どもの能力がどの段階にあり、どのような環境を整えていくことで(定型児よりも具体的かつ丁寧に)、次の段階に移行できるのかを考えることが大切だと感じます。
以上の「敏感期」の内容は、以下の記事を参照しています。
関連記事:「【モンテッソーリから見た〝敏感期″について】〝敏感期″とは何か?その種類と期間について考える」
価値観を押しつけない
子どもが学びの道筋に入れない・辿れない要因の一つに、子どもへの理解が足りないこと、そして、関わる大人の価値観の押し付けが影響していると考えられています。
子どもの世界と大人の世界とは大きく異なるため、関わる大人から見ると、子どもの世界を知ろうとすると少なからずズレが生じます。
ここでのポイントは、子どもに何かを教え込むのではなく、目の前の子どもの興味関心を理解しようとする姿勢が重要だと言えます。
著者は療育経験を通して、自分が見ている世界と子どもが見ている世界が大きく異なることに、気づかされることがあります。
この時に、限りなく子どもの世界に寄り添い、子どもの関心に目を向けることで、徐々に子どもとの間で良い共有体験が生まれていくのをこれまで多く経験しています。
以上の「価値観を押しつけない」の内容は、以下の記事を参照しています。
関連記事:「【モンテッソーリから見た子供との関わり方】子供の力を伸ばすために大切なこと」
個別から集団へ
子どもの発達には、「個別」から「集団」へといったプロセスがあると言われています。
そのため、ここで大切になるのが、「集団」行動がしっかり取れるようになるためには、その前提として、「個別」の育ちが満たされている必要があります。
著者の療育経験を踏まえても、集団行動がうまく取れるためには、その前提として、大人との一対一での関わりがうまく取れるようになる必要があると強く感じています。
失敗経験として、無理に集団参加を促すことで、過剰適応になったり、大人との信頼関係が崩れたり、さらには、二次的な問題行動が生じたことがあります。
‟皆と同じ、一緒に”といった同調圧力の強いに日本において、発達に偏りがある子どもたちは大変苦労するのだと思います。そのため、個別の配慮と支援の視点がとても大切なのだと考えます。
以上の「個別から集団へ」の内容は、以下の記事を参照しています。
関連記事:「【モンテッソーリから見た集団行動について】個が満たされてから集団へ」
発達の法則の理解
先の「運動と知性」の項目で見たように、子どもの発達には規則性・法則性があります。
そのため、活動の組み立てにおいて、子どもがただ飽きないための活動の提示をするだけではなく、特定の活動に集中できるような活動を創意工夫していく必要があると、モンテッソーリ教育では考えられています。
集中できる活動の工夫とは、「発達の法則性(知性と運動の法則)の理解」といった数学的構造を組み込んでいくことでもあります。
例えば、現状の子どもの発達段階に合った教材教具の提示などがあります。この点に関しては、モンテッソーリ教育や太田ステージなど様々な書籍で解説されています。参考となる書籍紹介はこちらで紹介しています:関連記事:「【臨床発達心理士が厳選】重度障害児療育に関するおすすめ本:初級~中級者向け」。
著者は、太田ステージや感覚の運動の高次化理論を中心に、障害児の発達の法則性について多くの学びを得てきました。一方で、障害児の発達の法則性(あるいは違い)を理解するのは容易ではないと感じています。
様々な教材教具を作成しても、不発に終わることも多く、その中でも、時々、成功したケースがありましたが、成功例を導き出すためには、非常に高度な専門性が必要なのだと実感しています。
そのため、発達の法則性を学ぶことなくして、より良い発達支援に繋げていくことが難しいことも事実だと考えます。
以上の「発達の法則の理解」の内容は、以下の記事を参照しています。
関連記事:「【モンテッソーリから見た子供への関わり方】〝発達の法則性″の重要性から考える」
関連記事:「【モンテッソーリから見た体の〝動き方″の学習で大切なこと】〝発達段階″を踏まえた関わりの重要性と注意点」
療育実践で活かせる視点
この章では、著者がモンテッソーリ教育を踏まえて療育実践で多く活用している視点として、「癒しのエネルギーの力」「興味関心の活用と没頭感の重要性」を取り上げて見ていきます。
癒しのエネルギーの力
モンテッソーリ教育で重要な「学びの道筋」によって得られるものとして、主体性や意欲、集中力、満足感などだけではなく、「心の傷が癒される」ことが最も重要である考えられています。
子どもは、興味関心をきっかけとした活動を通して、心の傷といった心理的不安定さを回復することができるということです。
著者の療育現場には、発達に躓きを持った様々な子どもたちがいます。その中には、環境の不適応さから生じる二次的な問題が発症しているケース、また、日々の疲労からイライラした様子が度々見られるケースもあります。
こうしたケースにおいて、「心の傷が癒される」ための関わりはとても重要だと感じます。
例えば、学校からイライラした様子で放課後等デイサービスに通所してきた子どもがいたとします。この子どもに対して、イライラの原因を分析し対応する関わり方も必要ですが、イライラしたネガティブ感情を別の形で消化することも大切だと考えます。
それは、この子どもにとって熱中でき楽しめる活動を通して、徐々に気持ちが安定していくことがよく起こります。帰り際には、通所時と異なり、スッキリした表情で帰っていくこともあります。
つまり、活動を通して「癒しのエネルギーの力」が充電された状態だとも言えます。こうした状態を支える上で、子どもに合った活動内容を工夫する視点がとても大切だと思います。
そのため著者は、二次的な問題やイライラした状態の行動分析を進める一方で、「癒しのエネルギーの力」を満たす関わりも非常に重要だと、これまでの療育経験から実感しています。
以上の「癒しのエネルギーの力」の内容は、以下の記事を参照しています。
関連記事:「【モンテッソーリから見た学びのスパイラルが育むもの】〝心の傷が癒される不思議″について考える」
興味関心の活用と没頭感の重要性
先で紹介した「学びの道筋」の入り口として、子どもの興味関心を通した活動への没頭感が重要になります。
著者は、療育経験を通して、子どもの興味関心の把握を非常に大切にしていますが、ここで一つのキーポイントがあります。
それは、モンテッソーリ教育において、子どもの興味関心は違っても、学びのプロセスの中で獲得する能力には一定数同じ部分があるといった視点です。
例えば、植物に興味関心のあるAさんと動物に興味関心のあるBさんがいたとして、AさんとBさんはそれぞれの興味関心を基点として、様々な植物あるいは動物を区別していく(理解していく)ことが可能になっていきます。
つまり、違いを理解していくことで、様々な対象の属性を抽象化できるようになっていきます。これは言語能力の発達において非常に重要な観点だと言えます。
さらに、興味関心を踏まえて、工作や制作遊び(例:紙で花や犬を作る)を繰り返し行う(例:切る・折る・貼る・書く・塗るなど)ことで、動作(運動)の自動化も可能になっていきます。
著者が見ている子どもたちにも、自分の興味関心を踏まえた様々な活動を通して、知性と運動の力を獲得していく様子が見られています。
そのため、繰り返しになりますが、子どもの興味関心を把握するということは、その後の子どもの発達において非常に重要なものだと考えます。
以上の「興味関心の活用と没頭感の重要性」の内容は、以下の記事を参照しています。
関連記事:「【モンテッソーリから見た学びのプロセスについて】入り口は違っても出口は同じ」
まとめ
モンテッソーリ教育では、子どもには生まれながらに物事を知りたいといった内発性が備わっていることを重要視しており、子どもの自発性を引き出す環境調整や関わり方を大切にしています。
モンテッソーリ教育で非常に重要なキーワードとして、「学びの道筋」と「自己教育力」があります。
子どもの発達には、興味関心をきっかけに、自ら主体的に選択し関わる中で、繰り返しの行動という集中現象の先にある達成感により、様々な能力を獲得していく「学びの道筋」があります。
「自己教育力」とは、自分が変わることから生じる力を指し、深い意味での人格の変化・成長と捉えることができ、4つの段階を踏んで発達していきます。
モンテッソーリ教育で育まれる力として、「自己コントロール力」や「運動と知性」など様々なものがあります。
モンテッソーリ教育における関わり方のポイントとして、「敏感期(ある能力を獲得するための最適な時期)の理解」、「大人の価値観を押しつけない関わり方」、「子どもの発達には個別から集団へといったプロセスがあるという理解」、「発達の法則性(知性と運動の法則)の理解」があります。
療育実践で大切なポイントとして、活動を通して「心の傷が癒される」といった心のエネルギーが充電されるといった理解や、子どもの興味関心は違っても、学びのプロセスの中で獲得する能力には一定数同じ部分があるといった視点が重要だと著者は感じています。
参考書籍紹介
今回の記事内容をさらに深める上でお勧めする書籍紹介記事を以下に載せます。
モンテッソーリ教育を含め発達障害領域を網羅的に学びたいと考えている人には次の書籍紹介記事がお勧めです:関連記事:「臨床発達心理士が厳選:発達障害を理解するための体系的読書ガイド【完全版】」。
モンテッソーリ教育に関するお勧め書籍紹介はこちらで紹介しています:関連記事:「【臨床発達心理士が厳選】モンテッソーリ教育に関するおすすめ本:初級~中級者向け」。
重度障害児療育に関するお勧め書籍紹介はこちらで紹介しています:関連記事:「【臨床発達心理士が厳選】重度障害児療育に関するおすすめ本:初級~中級者向け」。
療育(発達支援)に役立つ遊びに関するお勧め書籍紹介はこちらで紹介しています:「【臨床発達心理士が厳選】療育(発達支援)に役立つ遊びに関するおすすめ本:初級~中級者向け」。
子育てに関するお勧め書籍紹介(※モンテッソーリ教育に関する書籍もあり)はこちらで紹介しています:関連記事:「【臨床発達心理士が厳選】発達障害の子育てに関するおすすめ本:初級~中級者向け」。

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