マリア・モンテッソーリによって考案された〝モンテッソーリ教育“は、世界の様々な所で現在も実践されている優れた教育法です。
特に、子育てや幼児教育などでは有名であり、中でも、〝モンテッソーリ・マフィア″といったモンテッソーリ教育を受けたことで、社会の中で〝創造性″を発揮している組織、派閥、集団もいるほどです。
それでは、モンテッソーリ教育を理解する上でどのような知識が重要となるのでしょうか?
そこで、今回は、モンテッソーリ教育を理解する上で非常に役立つおすすめ本5選【初級~中級編】について紹介していきます。
実際にこれから紹介する本を通して著者自身、モンテッソーリ教育の理解が深まった、支援の役に立った等、有益な知識を得ることができました。
ぜひ、参考にしていただければ幸いです。
1~5の番号はランキングではありません。紹介内容を見て入りやすい本から手に取って頂けるといいかと思います。
1.モンテッソーリの幼児教育 ママ、ひとりでするのを手伝ってね!
1985年に出版された本ですが、モンテッソーリ教育の概要を理解するにはとても良い本です。
モンテッソーリ教育で重要となる、〝敏感期″〝知性の現れ方″〝子どもが変わる道筋″〝自己教育力″などは、教育や保育、そして子育てにおいてとても大切な考え方になります。
モンテッソーリ教育を通して、教育の持つ重要性について学びを深めたい方にはお勧めです。
2.子どもは動きながら学ぶ 環境による教育のポイント
タイトルにある通りに、子どもは動きを通して物事を学んでいきます。
例えば、落とす・はがす・転がす・切る・貼る・縫う・折るなど様々な動きを子どもたちは飽きずに繰り返すことがありますが、こうした繰り返しには意味があります。
そして、繰り返し行動には一定の構造があります。
この本では、運動を通して知性が育まれていくということをわかりやすく学ぶことができます。
そして、そのための環境設定など関わりのヒントも学ぶことができます。
幼児教育に関わっている方(関わろうとしている方)には特にお勧めです。
3.子どもは手を使いながら一人立ちする ひとりで、できた!
1と2で紹介した本をさらにわかりやすく解説したモンテッソーリ教育の入門書とも言える本です。
中盤以降には、家庭や保育現場でできるアイディア遊具について写真やイラスト付きで豊富な内容が載っています。
例えば、落とす動作には、○○の遊具があるなど、○○の動作→○○の遊具、という関連のアイディアのヒントを得たい方にはとても参考になる本です。
子育てや保育で子どもたちと関わっている方に特にお勧めです。
4.子供の潜在能力を101%引き出すモンテッソーリ教育
200ページに満たない新書であるため、モンテッソーリ教育についての概要を短い時間で理解したい方にはお勧めです。
内容としても、モンテッソーリ教育で大切な視点が多く記載されているため、短い・分かりやすいだけではなく読み応えのある本です。
教育に関わる方にはぜひ手に取って読んでいただくことをお勧めします。
5.発達障害児のためのモンテッソーリ教育
これまで紹介してきた本とは異なり、〝発達障害児″のためのモンテッソーリ教育に関する本となっています。
モンテッソーリ教育は、もともとすべての子どもは異なるということを前提としているため、発達障害児の個性を尊重し伸ばしていくためにも活用できる教育法だと考えられています。
著書には、発達障害児を対象とした支援方法ついて様々な視点からの考察があります。
特別支援教育に関わっている方、療育に関わっている方、ご家庭で発達障害児の育児をしている方にお勧めです。