発達理解・発達支援・ブログ

人間の多様な理解と支援を目指して!

「 月別アーカイブ:2020年08月 」 一覧

大人の発達障害の理解が難しい理由

2020/08/31   -大人, 発達障害, 障害理解

最近、大人の発達障害関連の書籍やニュースなどが増えています。 その中で、テレビやネットでの当事者出演、診断名の公表など、ここ10数年で大人の発達障害が話題になることは多くなっています。 私はこれまで福 …

発達障害を天才とする見方の危険性について考える

2020/08/30   -天才, 発達障害

発達障害についての書籍やニュースなどが増える中、発達障害は特殊な能力や才能がある、また、天才であるという内容のものを見かけることがあります。 歴史上の偉人と言われる人たちを見ても、確かに発達障害であっ …

発達障害の併存について療育現場から考える

2020/08/29   -併存, 発達障害

療育現場で働いていると、様々な発達につまずきのある子どもたちや、大人の当事者の人たちとの関わりが多くあります。 ここ最近、発達障害という言葉は世間一般に非常に広がり、特別支援教育や障害者の就労など多岐 …

発達障害者の支援において大切なこと:コミュニティの重要性

発達障害者への支援には、様々な取り組みがあります。 例えば、ソーシャルスキルトレーニング、ライフスキルトレーニング、認知行動療法、アサーショントレーニング、アンガーマネジメントなどがあります。 私自身 …

愛着障害の克服について:良い安全基地の存在から考える

2020/08/27   -安全基地, 愛着, 愛着障害

愛着障害は、関係性の障害であり、心理療法など様々な取り組みが行われています。   それでは、愛着障害の克服にはどのような対応が必要なのでしょうか?   今回は、愛着障害を克服するた …

愛着スタイルとは?4つの愛着スタイルの特徴について考える

2020/08/26   -愛着, 愛着スタイル

子どもにとって重要な他者との間で愛着パターン(重要な他者との関わり方、関係性)が積み重ねられていくと、10代初め頃から、その人固有の愛着パターンが次第に明確になり、成人する頃には、愛着スタイルとして確 …

愛着障害への支援:「愛情の器」モデルを例に

愛着障害に対しては、その特徴を適切に踏まえた支援が必要になります。 臨床発達心理士・学校心理士である米澤好史氏は、長年の現場での実践研究を踏まえて、「愛情の器」モデルに基づく愛着修復プログラム(ARP …

愛着障害の3つのタイプについて考える

2020/08/24   -3つのタイプ, 愛着障害

愛着障害には、ICD-10やDSM-5等の精神医学界の診断基準で指摘されている二つのタイプがあります。 臨床発達心理士・学校心理士である米澤好史氏は、さらに、もう1つのタイプを加えた3つのタイプがある …

愛着障害と発達障害の違いについて考える

2020/08/23   -愛着障害, 発達障害, 違い

愛着障害と発達障害とでは、両者の行動特徴が似ていると言われています。 しかし、それぞれ異なる障害であるため、その違いを理解していかないと適切な支援に繋がらないケースが多くあります。   それ …

愛着形成には何が必要か?:3つの基地機能から考える

愛着(アタッチメント)とは「特定の人との間に結ぶ情緒的な絆」のことを言います。 愛着を形成するためには何が必要なのでしょうか?   今回は、愛着形成に必要な3つの基地機能について解説していき …