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発達支援

発語のない子どもたちとの関わりを通して学んだこと

私は以前、療育施設で発達につまずきのあるお子さんたちを支援する仕事をしていました。障害の程度も様々でしたが、比較的障害が重いお子さんたちが多く、医療的なケアが必要なお子さんたちもいました。そうした職場環境の中で、私が最初に苦労した点は、発語...
主観性/科学性

発達支援の現場で主観性と客観性がもつ意味について考える

発達支援の現場にいると、人の発達についての問いや、そもそも人間とは何か、という問いと向き合う場面が多くあります。そうした中で、少しでも人を理解したい、より良い支援がしたいという思いを持たれているのが現場で働いている方々だと思います。そして、...
主観性/科学性

人を理解するということ:主観的な理解と科学的な理解から考える

発達障害の分野に関わっていると、「人間とは何か?」「人を理解するとはどういうことか?」「人の発達の多様性をどう理解すればいいのか?」など哲学的ともいえる問いが頭の中を駆け巡ることがあります。私自身、これまでそして現在、重度の障害の方や高機能...
療育

子どもの成長を感じるとき②:発達支援(療育)の現場から考える

前回(「子どもの成長を感じるとき①:発達支援(療育)の現場から考える」)に引き続き、子どもの成長を感じた体験についてお伝えしていこうと思います。前回の繰り返しになりますが、私は療育施設や放課後等デイサービスなどで発達支援に携わる仕事をしてき...
療育

子どもの成長を感じるとき①:発達支援(療育)の現場から考える

長年にわって発達支援の現場に関わっていると子どもたちの成長を実感する場面に出会うことがあります。そして、その実感を他の職員や保護者の方と共有できることは素晴らしいことだと感じます。日々の現場の中では、どちらかという安全・安心できる環境を作る...
実行機能

自閉症の実行機能について:実行機能の3つの要素と療育での困難事例を通して考える

自閉症を理解する上で、様々な視点があります。その中には、相手の意図や信念を理解する能力の「心の理論」の困難さや、全体よりも細部にこだわる「弱い中枢性統合」や、感覚の過敏さ・鈍感さなどがあります。さらに、目標を計画し、目標を実行するために注意...
中枢性統合

自閉症の中枢性統合/全体的統合について:療育経験を通して考える

私たちの生活の中でよく使われる言葉に、「木を見ず森を見る」という言葉があります。これは文字通り、物事の全体を見るということを指します。自閉症児・者には、物事の全体を把握したり、理解するということが苦手な人たちが多くいます。まさに、「森を見ず...
心の理論

自閉症の心の理論について考える

〝自閉症(自閉スペクトラム症:ASD)”の人たちは相手の意図や気持ちをくみ取ることが苦手だと考えられています。こうした相手の意図や気持ちの理解を説明する領域として、「心の理論」が昔から知られています。それでは、心の理論とは具体的にどのような...
広汎性発達障害

【広汎性発達障害と自閉症スペクトラム障害の違い】DSM-5を通して考える

最近は、‟自閉症”に関して、テレビやネット、書籍などを通して取り上げられることが増え、社会の中での理解も高まってきています。〝自閉症 ”と言えば、それに関連する用語として、アスペルガー障害、自閉症スペクトラム障害、広汎性発達障害などがありま...
発達障害

神経発達症/神経発達障害とは何か?DSM-5を通して理解を深める

発達支援の現場で働いていると、発達障害とは何か?知的障害は発達障害に入らないのか?などの疑問が出てきます。意外に思われるかもしれませんが、専門機関で働いている支援員の中でも、概念の統一が曖昧だと感じることがよくあります。曖昧となる要因には、...